NICに行きたいと思ったきっかけは、
「本気の人だけ集まれ」という、まさしく私の今の気持ちにぴったりな売り文句だったことから。
もちろん売り文句だけじゃなく、
一般教養科目の単位を取得することができること、
留学に必要なネイティブ並みの英語力と、留学に必要なことを教えてくれるということ。
学校のパンフレットを見ると、私の不安を全て解消してくれるような学校だと思いました。
NICへ入学するために、私は必死に英語の勉強を続けました。
両親と、『海外の大学は3年で卒業する』という約束をしたので、
NICの入学時から、ある程度優秀でなければならないと思ったんです。
そして8月、進路を変更してからかなりバタバタな日程ではありましたが、AO入試に挑みました。
英語の実力試験は、なんとか今までの勉強の成果が出たものの、問題は面接でした。
私はそこで、なぜ留学をしたいかということを熱心に語りたかったのですが、何せ人見知り。
自分を奮い立たせ、言うことを決め、笑顔で臨みました。
NICの面接はグループ面接です。
私の他に4人が一緒に面接室に入りました。
面接官は、NICの校長先生である廣田先生。
印象は、柔らかな笑顔を絶やさない、凛とした方でした。
私が話す順番になり、マスコミ業界を目指していること、
そのためには留学をして英語力を身につけたいのだ、ということを、
顔をこわばらせながらも笑顔で伝えようと思ったのですが、思うように伝えられませんでした。
また、「過去の苦労や挫折があったか?」「それをどう乗り越えたか?」などと聞かれ、
そのとき、自分の短い人生を必死に振り返って考えたところ・・・
なぜか涙があふれてきてしまったのです。
実際、面接ではものすごく緊張していましたし、引っ込み思案な性格もあって、
自分の気持ちを十分にさらけだすことができなかった・・・という悔しい思いもあったのです。
そして・・・落ちたな。
そう思いました。
でも、数日後の通知には「合格」の二文字。
思ってもみなかった結果に、喜びもひとしおでした。
それからしばらく考えて、わかったことがあります。
廣田先生は、私がもがいていたことを見抜いてくださっていたのだと。
マスコミ業界を目指したいということよりも、
今の自分を変えたいんだ・・・と心底願っていたことが、
廣田先生には伝わってしまっていたのだな、と。
だからこそ「NICにおいで。」と、手を差し伸べてくれたのでしょう。
NICという環境が、私を受け入れてくれた瞬間でした。
さて次のページからは、いよいよNICに入学してからのお話です。
NICで出会った人々は、本当にいい意味で「変人」ばかりでした。